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INTERVIEW
亡き父を超える、
カッコいい男になる
東 慎也
(AZUMA SHINYA)
新卒入社
㈱トーカイコンクリート 工場長
亡き父を超える、
カッコいい男になる
東 慎也
(AZUMA SHINYA)
新卒入社
㈱トーカイコンクリート 工場次長
──トーカイグループに入社された経緯は?
高校卒業後、京都市内のお好み焼き屋でアルバイトをしていたことがきっかけです。
──お好み焼き屋?
もともと丸神商事で働いていた方が飲食店をやりたいと言って独立したお店で、そこに社長の神農(しんのう)もよく食べにきていました。4年弱アルバイトをしていましたが、将来のことも考え就職したいと思い、会計士を目指して勉強している時期にお好み焼き屋オーナーから神農社長を紹介していただきました。
──なるほど。それでトーカイグループに?
当時はグループ会社の経理をしている会社に就職しました。ただ、手に職をつけようと思って高校時代から目指していた会計士なんですが、資格取得に限界を感じていたとき、トーカイコンクリートに移って欲しいという打診もがあり、転籍することになりました。
──迷いはなかったんですか?
正直に言えば迷っていたので、アルバイト先だったオーナーに相談したところ「神農社長についていったら間違いない」という心強いアドバイスをいただき、決心しました。
──ちなみに当時は何をしている会社かは知っていたんですか?
「生コン屋」ぐらいの認識でしたね。
──入社の決め手は何だったんですか?
やっぱり神農社長の人柄です。社員だけではなく、同業他社や協力業者の方からも信頼があったり、親分肌で面倒見がよく、誰に対しても真摯に向き合っていただけるところに惹かれました。
──実際ご入社されてから社長の印象はいかがですか?
やさしさと厳しさ両方があり、いいところは褒めて、悪いところはズバッと言っていただけます。入社して最初のころは、なんとか社長に認めてもらおうと思って必死に頑張っていました。
数年前、僕の父が亡くなったときも、社長は京都市内から車で3時間以上かかる実家まで、通夜も葬儀も両方駆けつけてくれました。社長はいつも「社員はファミリー、関わる業者様もファミリー」と言って接して下さり、本当に人情味溢れる愛情深い方だと思います。
入社経緯
──現在の仕事内容についてお伺いできればと思います。仕事をしてまず感じたことはなんですか?
人の「衣食住」の「住」の部分に携わっているという感覚がすごくあります。人が生活する建物、道路や橋などのインフラ関連など、人が暮らすフィールドなので、利用するエンドユーザーに対して責任を持って取り組んでいます。あとは、携わった建物などを見るとコンクリートを納入したときや完成したときの思い出がよみがえってきますね。「地域の生活を支えているんだな」というやりがいも感じます。
──仕事内容としてはどういったことを主にされているんですか?
2021年4月から工場次長になり、ガラッと仕事内容がかわりました。現在は工場運営が円滑に行えるよう指揮・監督し、全体を見ながら必要なポジションに自分が入ったり、工場長の補佐として工場長不在時の対外的な対応を行ったり、従業員の育成や勤怠管理などなど多岐にわたります。そのほかに強化月間の管理もしています。
──強化月間?
会社として力を入れているものです。「品質管理強化月間」や「設備管理強化月間」など、生コンクリート製造業務に直接関わる強化月間はもちろん、「挨拶強化月間」や「5S強化月間」などの強化月間もあります。毎月の担当者をあらかじめ決めており、その月の目標決めから活動内容、評価基準までを全て自分たちで決めます。例えば「挨拶強化月間」では、月間スローガンは何にするのか、どんな挨拶ができたら周りが気持ちが良いか、それに対しての月末時点での評価の基準はどうするかなど、全てを自分たちで決め、取り組んでいきます。
──小学校や中学校の今月目標に似ていますね。
そうですね。ただ、社会人なのでそこに責任が発生しますので使命感をもって取り組み、個人・組織の成長に繋げているところは大きく違うかと思います。
──トーカイグループが他社と違う部分ってどこでしょうか?
やはり人です。正直、現状の設備は他社に劣るかもしれませんが、人だけはどこの企業にも負けないと思います。背景として、業界イメージがどうしてもあります。それを根本から変えていったことが大きいと思います。
──根本から変えていった理由は?
「脱生コン屋」を掲げていることが影響していると思います。業界柄、ピアスや茶髪、ネックレスをしている人が多いのですが、トーカイコンクリートは禁止。挨拶も人一倍。そうすることで「トーカイさんの社員は人間的にめっちゃいい人が多い」とほめてくれる企業さんが増えましたし、商売に真面目である部分はどこにも負けないと自負しています。
──これからの目標を教えてください。
経営者になることです。高校時代からとにかく金持ちになりたくて(笑)あとは、亡き父を超えるような幸せな家庭を築くこと。亡くなってはじめて父親の偉大さを感じます。手に職をつけようと思って目指した公認会計士は挫折し、当時は想像もしていなかった仕事をしていますが、改めて夢や目標を追える環境をつくってもらっていることに感謝しています。神農社長のような、誰からも信頼される人になることが目標ですね。
──最後に就活生にメッセージをお願いします。
長い人生で学生の期間はとても短い。ただし、学生時代に学んだり経験することは、社会に出てからとても重要なことが多いと思います。なのでたくさん学んで、たくさん遊んで欲しいと思います。また、僕は「一期一会」という言葉が一番好きです。友達や知り合った方々を大事にして、残りの学生生活を悔いのないように過ごして欲しいです。
仕事内容~目標